「ニューバランスの500番台って何?」「500番台の中からどのモデルを選ぶべき?」などニューバランス500番台について気になっていませんか?
ニューバランス500番台は、もっとも種類が多いシリーズで価格も900番や1000番と比べて安いため、初めてニューバランスを購入する方によく選ばれる傾向にあります。
今回はニューバランス500番台の特徴や各モデルの違いを徹底深堀りしていきます。
そもそもニューバランス500番台とは?
1. オフロードモデル
ニューバランスの500番台は砂利道や山道など、塗装していない道の走行・歩行を想定して作られたオフロードモデルです。
走行中・歩行中の安定感をだすために、全体的に丸みを帯びたフォルムとなっています。
クラシックで少しレトロな印象を与えるものが多く、タウンユースにも合わせやすい一足です。
2. 機能性に優れたソール
オフロードモデルの500番台。
安定性の無い状況でも快適に走行・歩行できるように、機能性に優れたソールが搭載されています。
ミッドソールが優れているのはもちろんですが、砂利道などでもしっかり地面を捉えられるようにアウトソールが特徴的なものが多いです。
500番台のスニーカーは機能性に優れたソールで快適な履き心地が味わえます。
3. 豊富なモデル
500番台は熱狂的なファンも多い990番台などと比べると、注目度が高いとは言えません。
しかし実は数多くのモデルが存在しており、デザインやカラー、機能性など多彩にそろっています。
豊富なモデルで、自分に合ったデザイン・機能性などをもった一足が見つかります。
500番台の主要12品番を解説
575
1987年に誕生したニューバランス575。
UK生産で高品質な575は、後のニューバランスの定番である576のベースともなった一足です。
アウトソールにビブラムソールを使用しており、高いグリップ力をほこります。
ソールにはREV LITEを採用しており、軽量で長時間履いても疲れづらい仕様です。
576
1988年に発表されたニューバランス576。
大きなNのロゴやポッテリや丸みを帯びたフォルム、高級感あるアッパーデザインなどファッション性に優れています。
USもしくはUK製のハンドメイド仕上げで、アジア製のシューズとは一線を画す仕上がりです。
550
ニューバランス550は1989年に競技用バスケットボールシューズとして発表されました。
現在ではその復刻版が販売されています。
販売当時はそのポッテリとしたボリューム感あるデザインはあまり好評と言えるものではありませんでしたが、現在はダディーシューズの人気などもあり、おしゃれなファッションアイテムとして注目を集めています。
577
ニューバランス577は、ニューバランスの定番・576の後継として1989年に誕生しました。
イギリスのフリンビー(FLIMBY)工場で一つ一つ職人の手により手作りされており、アジア生産のモデルとは一線を画すクオリティ―です。
日本人の足に合うようラスト(木型)にSL-2が使用されており、足の甲・アーチ(土踏まず周辺)・フォアフット(指の付け根)部が高く設計されています。
530
ニューバランス530は1993年に販売されたランニングシューズです。
最先端のテクノロジーを搭載した次世代型ランニングシューズとして人気を集めました。
2000年代には、ランニングシューズとしての優れた機能を残しつつファッション性を高めたアイテムが発表されています。
ダディーシューズ的デザインでタウンユースとしても人気です。
580
1996年に発表されたトレイルランニングシューズ「580」。
現在はアッパーデザインはそのままに、ミッドソールにRevliteを採用した軽量化モデルが発表されています。
有名服飾メーカーやデザイナーとのコラボも多いのも特徴です。
574
1999年に誕生したニューバランス574は、500番台を代表する一足です。
ニューバランスの顔とも言えるヘリテージモデルの996と似たデザインで、オフロードでの使用はもちろん、タウンユースにも使いやすくなっています。
カラーリングも豊富で値段も手頃とあり、ニューバランスの中でも1、2を争う人気です。
565
ニューバランス565は574の復刻版です。
ニューバランススニーカーのまさに王道とも言えるデザインで、細めですっきりとしたアッパーや適度なボリューム感あるソールなど、幅広いファッションに合う一足です。
カラーもベーシックなものが多数展開されており、デイリーユースにおすすめです。
520
ニューバランス520は、70年代にニューバランスアイルランド工場で生産されていた「UNKNOWN」モデルをベースに作られています。
その名前の通り特にモデル名など付けられていなかったシューズです。
しかし70年代らしいレトロなデザインを、ナイロンなど現代的な素材でアップデートすることで、あらたにおしゃれなタウンユース向けシューズとして2017年に復活しました。
500
ニューバランスの500は、クラシカルなデザインでタウンユースに向いた一足です。
500の特徴は圧倒的に価格が安いこと。
またカラーも豊富に展開されており、気軽に買えるファッションアイテムとして人気があります。
515
ニューバランス515は厚みのあるソールや丸いシルエットなど、500番台らしい若干のレトロ感とクラシックさを感じるデザインになっています。
多くのカラーが販売されており、タウンユースにおすすめの一足です。
570
ニューバランス570は通学や公園での遊びなどにも向いた、キッズ向けのランニングシューズです。
大人のシューズにも劣らない機能性とデザイン性をもっています。
幅広でキッズの足にも優しく、またファスナー&ゴムシューレース構造で子供でも着脱しやすい設計です。
各モデルの違いの比較一覧
品番 | 575 | 576 | 550 | 577 | 530 | 580 | 574 | 565 | 520 | 500 | 515 | 570 |
形 | ||||||||||||
定価 (税込) | 28,600円 | 28,600円 | 14,030円~16,500円 | 28,600円 | 9,900円~11,000円 | 7,200円~24,000円 | 10,890円~14,300円 | 10,890円 | 10,780円 | ― | 9,680円 | 4,290円~4,620円 |
足囲 (ウィズ) | やや細い(D) | やや細い(D) | やや細い(D) | やや細い(D) | やや細い(D) | やや細い(D) | やや細い(D)標準(2E) | やや細い(D) | やや細い(D) | やや細い(D) | やや細い(D) | 標準~やや幅広(W) |
木型 (ラスト) | やや細身(SL-1) | やや細身(SL-1) | やや細身(SL-1) | 標準(SL-2) | やや細身(SL-1) | やや細身(SL-1) | やや細身(SL-1)標準(SL-2) | やや細身(SL-1) | やや細身(SL-1) | やや細身(SL-1) | やや細身(SL-1) | 標準 |
主な機能 | REV LITE | C-CAP | ― | ENCAP | ABZORB | REVLITE | ENCAP | C-CAPNB COMFORT INSERT | ― | ― | ― | C-CAP |
発売年 | 1987 | 1988 | 1989 | 1989 | 1993 | 1996 | 1999 | ― | 2017 | ― | ― | ― |
まとめ
ニューバランス500番台の特徴と、各モデルの詳細をご紹介しました。
以上を参考に、自分に合ったニューバランス500番台選びの参考になれば幸いです。